2016年3月21日月曜日

森 色立つ

渓谷の秋、冬を迎える前のにぎやかな時だ。
色とりどりに飾られた木々のおかげで、温かい雰囲気に包まれる。

植物はいろいろな色素を合成する能力がある。紅葉は、クロロフィルが分解されることで、カロチノイドやアントシアニンの黄色や赤色が目に見えるようになるからだ。

北茨城の紅葉はあまり観光客も来ないが、もみじも多く、色とりどりで素晴らしい。渓谷の岩々に落葉し、いつもと違った景色を見せてくれる。この時期の水の流れも 力強いものではなく、静かな流れだ。
 
 Sony α7II Vario-Tessar FE24-70 


北茨城にある花園神社には小さな滝、石尊の滝がある。黒い岩の表面にゆっくりと静かに水がくだっている。岩の上部に水源があるようには見えないが、湧き水があるかどうかもわからない。

Sony α7II Vario-Tessar FE24-70
 
 水沼ダムのほとりには、小さな広場がある。ここでは、ポートレートの撮影もしたことがある。この日は、少ししっとりとしており、誰もいない雰囲気が、より秋を深めていた。
Sony α7II Vario-Tessar FE24-70



一ヶ月も経つと、北茨城の渓谷も冷色な景色に変わってしまう。その時、また撮影しようと思う。